風が吹くまま

障がいがあっても風が吹くまま頑張っている人たちと一緒に

発達障害児の息子が宿泊学習に参加できなかった理由

   

息子は発達障害があり、現在中2で不登校中です。

小5の宿泊学習を控えてる時期も保健室登校がやっとの頃でした。

そんな息子でも、周りの先生の協力と入念な段取りの下、「行きたくない」と思っていた気持ちが、

「行ってみたい」に代わり、9月に控えた宿泊学習の2か月前には行く気満々の息子がいました。

それなのに、まさか息子の意思ではない別の理由で行けなくなるとは、その時は予想もしていません

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校長先生の不理解に無念

7月のケース会議では、校長、支援級の担任、保健の先生、支援センターの担当の方、フリースクールの先生、そして夫婦二人で参加しました。

いろんな議題が上がる中で、当然2か月後に迫った宿泊学習の話になります。

私の中では4月のうちから、「親も宿泊学習についていきたい」と十分に理由と共に伝えてありましたし、

その了解も担任の先生からいただいていたので、宿泊学習中の親との連絡方法など、

行ってからの具体的な打ち合わせになると思っていました。

しかし校長の言ったセリフに目が点になりました。

「息子君を信じて、お母さんたちは手を振ってバスを見送って下さい。

もし到着した時点で帰りたいと言ったら、『ここまで頑張ったね!』と褒めてあげましょう。

それで帰るのもいいと思うんです」と。

はい?

何を言ってるの?と私は主人と目を合わせて戸惑いました。

「親がついていく事は、息子君も甘えてしまうので、どうか私たちに任せて安心して家でお待ちください」と重ねて言うのです。

甘え?

甘えって何なの?

息子の状況を知ってて、これを甘えと言うのですか?

再度言いますが、私は4月の時点で親もついていきたい旨は担任の先生に伝えてありました。

その了承のもと、地道に息子への準備を重ねていたのです。

息子に「お母さん、行けなくなっちゃった」と伝えようものなら、

「なんで?!行くって言ったじゃないか!それならもう行かない!!」となるのは目に見えています。

変更が苦手な息子だからこそ、早め早めに確認を積み重ね、今に至るのです。

校長は息子と接していないから、何も分かっていないのだと感じ、担任の先生にSOSを出しました。

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すると「家でお待ちください」と担任の先生も信じられないことを告げました。

私の意見に賛同し、息子が全部何事もなく出来るなんて思ってるはずがない担任の先生がそう言ったことで、

学校という上下関係が垣間見えた気がしました。

学校とは、校長というトップが黒と言えば、先生方はたとえ白でも黒と言わねばならないのだと・・・。

統一された支援を

別の学校では「親同伴がOK」で、なぜうちの学校ではNGなのか。

支援級に在籍していて、何を支援というのか。

バスに乗って現地に到着して、その後何一つ達成できぬまま帰宅だなんて、息子の心に何が残るでしょう。楽しいでしょうか。

「一人で頑張れたね」と思うのは、勝手な大人の自己満足です。

本人が「行ってよかった」「楽しかった」と思えなければ、今の息子には全くの無意味だと言えます。

全く息子の気持ちを考えているとは思えませんでした。

目に見える障害への支援と、見えない障害への支援では支援の形が全然違います。

今回の件でたくさんの疑問が私の中で残りました。

ですが、息子はまだ小学校生活が2年間あります。

学校と不仲になるのは、息子にとってもプラスではないと思い、静かに引き下がりました。

宿泊研修に向けてその1

宿泊研修に向けてその2

まとめ

息子は予想通り、上向きになっていた気持ちもしぼみ、宿泊学習への参加は不参加となりました。

私は息子を育ててきて、「学校によって」や「校長によって」という支援の差にとても憤りを感じています。

もっと言えば、「自治体によって」というのも一体どうなっているのでしょう。

現場の意見、親の意見にもっと耳を傾け、子供にとって出来る限りの気持ちの寄り添いが親の心も助けられるのです。

しかし、来年は修学旅行がある。

今回の件で校長も考え直し、また違った発案をしてくださるのではという医師や支援センターの担当の方のお話で、私もそれを願いました。

医師から「宿泊学習の日が辛い思い出にならぬよう、その日は家族で楽しい事をされたらどうですか?」とアドバイスを受け、

家族でプチ旅行をして過ごしました。

今でも宿泊学習へのトラウマがないのは、そのおかげかもしれません。

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 - 学校

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