発達障害の子供におこるよくあるトラブルといじめに合わないためには?
なぜこんなにもトラブルに巻き込まれやすいのか
ひっきりなしに、と言っていいほど、発達障害者の子供はトラブルをいつも抱え込んでいます。
それは到底一人では解決できるものではなく、親が手出しをし、そしてどうにかなるものです。
時にはどうしようもならなくて、膨大な損害を被ることもあります。
私の兄は小さな頃からいじめによくあい、またさまざまなトラブルに巻き込まれてきました。
まるで引き寄せているかのように、トラブルが次々と舞い込んでくるのです。
これには私も両親も、大変手を焼きました。
発達障害の子供にあるトラブルの例は?
たとえばゲームを貸してほしいとお願いされて、兄はいいよと気軽に貸してあげます。
そのゲームは二度と兄の手に戻ってくることはありませんでした。
貸したゲームを売られてしまったなんてことも、少なくはありませんでした。
そして一番大変だったのはいじめです。物を勝手に借りられたり(最悪盗られたり)、ひどい言葉を言われたり、意地悪されたりはしょっちゅうで、暴力も何度かされてきました。
しかし、いじめてくる相手にはそれを止めて欲しいと強く言えないのです。
だから泣きながら帰ってきて、初めて家族はいじめにあっていることを知ります。
そして対処するのですが、大変悔しいのですが、健常者のいじめっ子はいじめが発覚すると猫を被っていい子ぶることができるのです。
最悪、いじめがなかったことにされ、歯がゆい思いを何度もしてきました。
いじめを遠ざけるのは、いじめと無縁な人
中には兄にも好意的に接してくれる人もいました。
もちろん、兄が発達障害なことは知りません。
そういう人は、大抵いじめたり、いじめられたりとは無縁な人たちです。
そういう人たちと接している時は、他の人もいじめたりしようなどとはあまり考えないようで、穏やかに過ごすことができました。
なかなかそういった人たちと縁を作るのは難しいかもしれませんが、基本的に素直でいれば、自然と良い人というのは寄ってくるはずです。
そうして得た友人と共に過ごすことで、社交性が身に付き、そしていじめからも遠ざけられるのです。
トラブルは本人が望んでいることでは決してないということ
なにかとトラブルに巻き込まれやすい発達障害者ですが、決して本人が望んでトラブルを引き寄せているわけではありません。
むしろ、自然体に素直に生きているからこそ、付け込まれやすいのです。
それは悪いことでは決してありません。
ですが、社会とは悲しいけれどそういったものなのです。
私たち家族にしてあげられることは、悪い友達との縁を切れるよう促すこと、良い友達が作れるようにその子に合ったクラブ活動や習い事などのコミュニティに参加させてあげること。
そしてなにより大切なのは、トラブルを一人で抱え込ませないことです。
トラブルが起きた時に、すぐに気軽に家族に話せるようなコミュニケーションを常に取っておくことで、早期にトラブルに対処することができるのです。
家族のサポートがあって、本人の強い意志があれば、きっとどんなトラブルも乗り越えられると私は信じています。
まとめ
なんかしらのトラブルは付き物です。
こちらが被害者になる場合が多いですが、手を出してしまって加害者になることもないとは言えません。
その都度、本人に言い聞かせるようにするしかないのです。
そして、主治医の先生からもアドバイスを促してもらうことは大切です。
親や兄弟などの身内からのコトバは聞けなくても、第三者の先生という立場からアドバイスをもらうと以外に聞けたりするものです。
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